☆星になった住人について☆

【ハイジ】※ハイジという名前は前のオーナーさんが付けた名前。そのまま呼び名にした。血統書名は(アーデルハイド)・・・(私が付けた・・・爆)

マフィンの後に来たのが狼犬のハイジだった。
ちょうどその頃(○犬の友)に載っていた狼犬を見てまたもや私の悪い癖が・・・・
・・・・・・・・『狼犬を飼いたい!』・・・・・・・・
ところが、狼犬の繁殖時期はご存知のとうり春だけ!しかも中々いない。その上値段が高くてとても手がでない。〜(TT)〜
その頃はパソコンなんて見たことさえなく、今のように情報が得られなくて・・・結局本に載っていたブリーダーさんに連絡を取り
色々お話をさせていただいて、次の出産を待つ事にした。

しかし・・・そんなに待つ事もなくハイジの話が舞いこんだ。ハイジはその頃1歳を過ぎていて、オーナーさんがお仕事の関係で引越し
をする事になり飼えなくなってしまったとのこと。そして「ハイジをどうしても譲って欲しい」と言っている人がいるという話も・・・。
その人はハイジを単なる繁殖犬に使おうとしているようで、他にも沢山の狼犬を飼っているんだけどN君(ハイジのパパ!優秀!)
の子供がどうしても欲しいとかなり御執心らしい。ブリーダーさんはできれば普通の家庭で家族の一員として飼って欲しいとわざわざ
連絡してくれた。私はとにかく実際に会ってからと思いM県の警察犬訓練所まで観光を兼ねて(^^;)会いに行った。
ブリーダーさんが迎えに来てくれて一緒に訓練所まで案内してくれた。
訓練所には他にも99%のB君と93%のCちゃんがいて初めて見るHigh%の狼犬に「えっ?犬なの?狼じゃん!!!」ともの凄く驚いて
しまった。(本当に綺麗で堂々としていて素晴らしい子達だった。特にB君は大きくて狼そのものだった。)
そしてハイジは訓練用の運動場でウロウロと所長さんだけを見つめていた。ハイジを気に入ったのは娘で、「連れて帰る♪」・・・(*^^*)

そうして我が家の一員となったハイジ・・・
ただハイジにとって我が家は過ごしやすい所ではなかったと思う。狼犬の声は普通の犬より〔透る〕その頃隣に住んでいた人が
ちょっと(いや、かなり・・・(--;)・・・メチャクチャ!)変わってる人で犬が大嫌いな人だったからハイジが吠えるのがうるさいと苦情を
言ってきた。(直接ではなく、自治会長とか、警察とかに言ってたようで、結局どこにも相手にされなかったらしいけど。)
確かにうるさかったので(--;)謝ったけど色々あって・・・私は精神的にまいってしまい、不安神経症になってしまった。(TT)
よく狼犬は吠えないと言うが、全く吠えないわけではなく(特に犬寄りだと吠えるのかな?)吠えたんだよね。ハイジは・・・
ただ、いつも吠えているわけではなく、頭がいいので散歩の時間が近くなってきたり、ご飯の時間とか・・・外から来た人や犬には全然
吠えないのに・・・飼い主にしか吠えなかったんだよね。(私にだけ!・・・涙・・・だんな様や娘には絶対に吠えなかった。)
とにかく吠える事で注目してほしかったんだと思う。それなのに、吠える事をすごく叱ってしまった。ごめんね!
どうしても娘優先になってしまう状況だったから・・・子育てと両立は私には無理だったのかも・・・

暫くして引っ越した後は本当にホッとした。相変わらず吠えたけど、苦情を言われる事もなくご近所さんは小さい子供達がいっぱい
だったから聞こえてくるのは子供達がわいわい騒ぐ声♪)早く引っ越せば良かったなぁ〜とその時になって思ったんだよね・・・
そしてハイジはよく逃亡しては近所のわんこに吠えられていた。もてない娘・・・結局一度も彼氏ができなかった。っていうかいつも
さけられていたね。(^^;)あ、R君だけは遊んでくれたんだ。あの頃は仔犬だったけど今は大きくなってアッシュもお友達になってもらった。
ハイジの場合はヒートが1年に1回か2年に1回でそこだけは狼寄りだったからかな?おっさんみたいだったし・・・

ハイジの最期は今でも涙が出てきてあんまり書けないけど・・・
少し前から足が動かなくなってだんな様がハイジ用の車椅子を作っていた途中だったのに、試作品に嬉しそうに乗っていたから
早く仕上げてもらえば良かった。仕事が忙しくて中々できなくて・・・
本当に突然だった。あの日朝から全然食欲がなかくて、おやつも食べないから消化の良いものを買いにでかけた。帰ってきたら小雨が
降っているのに外に出ていたハイジ。こっちを向いた顔は一生忘れない。『雨が降っているから、中にはいろうね。』って私が脇を抱き
かかえて中に入れた途端にバタンと倒れてしまい、そのまま動けなくなった。それからすぐに瞳孔が開いてしまい・・・・
仕事中だったけどお父さんもかけつけてくれた。いつもは『へいじ』って呼んでたのに最期には『ハイジ』って呼んでくれたね!
ハイジも私が買い物から帰ってくるのを待っていてくれたんだね。今思えばハイジは本当にいい子だった。絶対に歯をむく事や唸る事を
しなかったし、散歩もおりこうで駄目っていう事はしなかった。吠える事以外は本当にいい子だったのに・・・
あの頃は私が精神的に参ってしまっていたからハイジは本当にかわいそうだったと思う。最期までいい子だったのに・・・ハイジ本当にごめんね。

すごく早く逝ってしまったような気がして哀しくて仕方なかったけど、獣医さんの『大型犬で12歳なら十分長生きだよ。』という言葉に少しだけ
救われた気がする。その後アッシュに出会ったのもハイジの49日(人間だけかな?いや犬だって同じ!・・・?)過ぎた丁度その日
だったのはハイジが何かしたんじゃないかと思っているんだ。おかんは・・・。(T▽T)中々見つからない犬種なのに・・・
見つけるのも難しいし・・・アッシュに会った途端に運命みたいな物を感じたんだよ。
ハイジ・・・・本当にごめんね。そしてありがとう。ハイジは何に生まれ変わるんだろうね?きっといつかどんな形でもいいから会おうね♪
あ、いもむしとか毛虫にだけはならないでね!(ならないか・・・。)

※ハイジがまだ若い頃、近くに友人が引っ越してきた。(ぽいぽいのおねぃ♪)
おねぃの家に行っていた時、遠くで《わんわん!》と吠えるハイジの声が聞えた。
ここから叱っても聞えないだろうと思いながらも『うるさい!』って言ったらピタっと止まった。
これには私もおねぃもビックリ!!!今でも話に出る。(笑)さすが野生の血だ。耳も良かったんだね!

ハイジのエピソードは山のようにあるから、少しづつ書いていこうと思う。














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